セサミンで白髪を防ぐ!

みなさんの中には白髪で悩まれている方も多いことかと思います。特に女性はよく白髪を気になされますが、ゴマに含まれるポリフェノール成分、セサミンには白髪を防ぐ働きがあることをご存知でしたでしょうか?

今回はこのセサミンの白髪を防ぐ働きについて詳しくお話したいと思います。

白髪ができるメカニズム

まず白髪ができるメカニズムから説明していくことにしましょう。

白髪とメラノサイト

私達の髪の毛の色はメラニン色素の色です。このメラニン色素には2種類あります。ユーメラニン(黒褐色系)とフェオメラニン(黄赤色系)です。私達の髪の毛の色はこの2種類のメラニン色素の種類と量によって決まります。

このメラニン色素をつくっている細胞がメラノサイトです。

私達の髪の毛は毛球にある毛母細胞が細胞分裂してつくられます。このとき、メラノサイトは、メラニン色素をつくり、毛母細胞にこれを受け渡すことで、私達の髪の毛に色をつけます。

したがって、何らかの理由で、メラノサイトの機能が低下したり、その数が減少したりして、メラニン色素がつくられず、毛母細胞にメラニン色素が受け渡されないと、髪の毛に色がつかなくなります。これが白髪です。

メラノサイトが減少したり、機能が低下したりする原因

では、なぜメラノサイトの数が減ったり、その機能が低下したりするのでしょうか?その主な原因は次の3つです。

・遺伝
・加齢
・生活習慣(ストレス、食生活の乱れ、睡眠不足等)

これらの中でも白髪の最も大きな原因の1つが加齢です。とは言っても、なぜ加齢によって白髪が増えるのかは長い間解っていませんでした。しかし、現在、さまざまな研究によってなぜ加齢によって白髪が増えるのか、しだいにその謎が解明されつつあります。以下、そのような研究成果を2つ紹介したいと思います。

過酸化水素によってチロシナーゼの働きが奪われる

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過酸化水素は活性酸素の一種です。

活性酸素は有害ですが、呼吸等の生命活動に伴って私達の体内で常に発生しています。通常、この活性酸素はスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ等の私達の体に生まれながらに備わった抗酸化酵素の働きによって、速やかに無害化されます。しかし、紫外線、環境汚染物質、ストレス等によって、抗酸化酵素の処理能力を超えて過剰に発生すると、処理しきれなかった活性酸素が私達の体にさまざまな害を与えます。例えば、DNAを傷つけてがんの原因になったり、酵素を酸化させてその働きを奪ったりします。

メラノサイトではチロシンがチロシナーゼという酵素によって酸化されることによってメラニン色素がつくられます。しかし、加齢によって過酸化水素を無毒化するカタラーゼ等の抗酸化酵素の働きが低下すると、発生した過酸化水素を無毒化しきれなくなり、過酸化水素によってチロシナーゼが酸化されて、その働きが奪われてしまいます。

また、酸化されたチロシナーゼを再生・復活する抗酸化酵素、MSRA・MSRB等も加齢によって働きが低下してしまいます。

こうして、加齢によりチロシナーゼの働きが失われて、メラニン色素がつくられなくなり、白髪になるというわけです。

活性酸素等によって色素幹細胞のDNAに傷がつく

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私達の髪の毛は一定の周期(4~6年程度)で生え変わっています。このとき古い髪の毛と共に古いメラノサイトも抜け落ちてしまいます。そのため、新しい髪の毛が生まれるときに新しいメラノサイトが生まれます。このとき重要な役割をはたすのが色素幹細胞です。色素幹細胞が分化することによって新しいメラノサイトが生まれるのです。

しかし、活性酸素によって、この色素幹細胞のDNAに傷が蓄積すると、色素幹細胞は特殊な分化をして色素幹細胞ではなくなってしまいます。すると、徐々に色素幹細胞の数が減っていき、やがて色素幹細胞が枯渇して、メラノサイトが供給されなくなります。

こうして、加齢によって、メラノサイトが供給されなくなり、メラニン色素がつくられなくなって、白髪になるというわけです。

セサミンの白髪を予防する働き

では、以上をふまえて、セサミンの白髪を防ぐ働きについてお話します。セサミンは次の3つの働きで白髪を防ぎます。

優れた抗酸化力により活性酸素の害からチロシナーゼや色素幹細胞を保護する

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メラノサイトの機能が低下したり、その数が減ったりする背景には活性酸素が深くかかわっています。

セサミンは、小腸で吸収された後、門脈を通って直接肝臓に届き、そこで代謝されることによって、優れた抗酸化力を発揮するようになります。抗酸化力とは、活性酸素の発生自体を抑制し、また、発生した活性酸素を無毒化する能力をいいます。

この抗酸化力によって、セサミンは、チロシナーゼや色素幹細胞を活性酸素の害から保護します。

血行を良くして、メラノサイトに十分な栄養素や酸素を供給する

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髪の毛に色をつけるメラニン色素は、メラノサイトにおいてチロシンがチロシナーゼによって酸化されることによってつくられます。このとき次のようなさまざまな栄養素が必要になります。

・ヨード(海藻類に豊富に含まれ、新陳代謝を高め、メラノサイトを活性化する甲状腺ホルモンの原料になる)
・チロシン(乳製品、特にチーズ等に豊富に含まれる)
・銅(豆類、ナッツ類に豊富に含まれ、チロシナーゼの原料になる)

このような栄養素は毛細血管からメラノサイトに供給されます。

この毛細血管の血行に深く関係しているのがNO(一酸化窒素)です。NOには、血管、特に毛細血管を緩めて広げ血行を良くする働きがあります。しかし、このNOは、活性酸素に弱く、活性酸素によって酸化されると、その働きを失ってしまいます。

セサミンには優れた抗酸化力によってこのNOを活性酸素の害から守る働きがあります。また、血管の内側を覆っている血管内皮細胞に働きかけてNOの産出を増やす働きもあります。

エストロゲン様作用によって加齢により減少したエストロゲンの働きを補う

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女性ホルモン、エストロゲンには、メラノサイトを活性化し、髪の毛を黒々とする働きがあります。更年期(45~55歳程度)になると、白髪が急に増えてしまうのは、加齢、特に閉経に伴って、このエストロゲンの分泌が急激に減少してしまうためです。

セサミンは腸の腸内細菌によって代謝されることによってこのエストロゲンと似た働きをするようになります。このような働きをエストロゲン様作用といいます。

セサミンは、このエストロゲン様作用によって、加齢によって減少したエストロゲンの働きを補います。

まとめ

では、最後にここまでの話を簡単にまとめておきましょう。セサミンには次のような働きによって白髪を防ぐ働きがあります。

・優れた抗酸化力によって色素幹細胞やチロシナーゼを活性酸素の害から保護する
・NO(一酸化窒素)を活性酸素の害から保護し、また、その産出を増やして、血行を良くし、メラノサイトに十分な栄養素や酸素を供給する
・エストロゲン様作用によって、加齢によって減少した女性ホルモン、エストロゲンの働きを補う

白髪が気になる方は、是非、このようなセサミンの白髪を防ぐ働きを上手に活用していただけたらと思います。

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