セサミンとタウリンのW効果で体を元気に活性化する!
タウリンと言えば、私達の体を元気に活性化する健康成分として有名です。また、ゴマに豊富に含まれるポリフェノール成分、セサミンにも私達の体を元気に活性化する働きがあります。
今回はこのセサミンとタウリンのW効果で私達の体を元気に活性化する働きについて詳しくお話したいと思います。
タウリンとは?
まず、タウリンについて少し説明します。
タウリンとは?
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タウリンは、アミノ酸の1種で、イカ、タコ、牡蠣、シジミ等の魚介類に豊富に含まれています。CM等で有名なドリンク剤にも配合されているので、名前だけはご存知の方も多いかもしれません。
タウリンは、私達の体内では、脳、心臓、肝臓、筋肉、目等に多く含まれ、私達の体内の環境を一定に保つ、恒常性維持機能(ホメオスタシス)に深く関係しています。
タウリンは、私達の体内で合成することができるアミノ酸ですが、その合成量は少ないために、食事、サプリメント等によって体外から補う必要があります。さまざまな栄養ドリンク剤やサプリメントにタウリンが配合されているのはこのためです。
このようなタウリンは私達の暮らしに古くから関わってきました。
漢方薬に牛黄(ごおう)という有名な生薬があります。この牛黄には、心臓や肝臓を強くする働きがあるとされていますが、タウリンが豊富に含まれています。昔の人はタウリンの私達の体を元気に活性化する働きを経験的によく知っていたのです。
タウリンの健康効果
このようなタウリンには次のような優れた健康効果があります。
・疲労を回復する
・肝臓の機能を高める
・心臓を強くする
・肥満を予防する
・血圧を下げる
・コレステロールを減らす
・糖尿病を予防する
・目の網膜や角膜を保護する
・認知機能を維持する
・便秘を改善する
このようなタウリンは、セサミンと一緒に摂ると、W効果でさらに効果的に私達の体を元気に活性化してくれます。以下、詳しくみていきます。
セサミンとタウリンのW効果で体を元気に活性化する働き
セサミンとタウリンは一緒に摂ると、次の2つのW効果で私達の体を元気に活性化してくれます。
肝臓の機能をUPする
セサミンとタウリンには肝臓の機能をUPする働きがあります。以下、肝臓の機能全体と解毒機能にわけてお話します。
肝臓の機能全体をUPする
まず、肝臓と活性酸素の関係からみていくことにしましょう。
肝臓と活性酸素
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肝臓は私達の体内で(1)代謝(2)解毒(3)胆汁の生成・分泌等の重要な役割を果たしています。そのため肝臓では実に500種類以上の化学反応がおこなわれています。これが肝臓が「生体内の化学工場」と呼ばれるゆえんです。
このような肝臓では、日々活性酸素が大量に発生していて、私達の体内で発生する活性酸素の約8割が肝臓で発生しています。それゆえ、肝臓は臓器の中でも最も活性酸素のダメージを受けやすく、活性酸素によって機能が低下しやすい臓器です。
活性酸素とは?
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このように肝臓にダメージを与える活性酸素ですが、元々は、私達が呼吸によって体内に取り込んだ普通の酸素です。その普通の酸素のうちの約2%程度が細胞のエネルギー生産等に伴って活性酸素に変わります。
こうして発生した活性酸素は、普通の酸素に比べると、電子の状態が不安定で、強い酸化力があります。それゆえ、免疫系では私達の体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃する強力な武器になります。しかし、その反面で、私達自身の体をも酸化させてサビつかせ、私達の体にさまざまな害を与えます。
例えば、細胞のDNAを酸化して破壊し、老化の原因になったり、血液中の脂質を酸化させて、動脈硬化の原因になったりします。
肝臓でも、肝臓を酸化させてダメージを与え、肝臓の機能を低下させてしまいます。
セサミンの抗酸化力
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この活性酸素に対抗する力が抗酸化力です。
セサミンは、小腸で吸収された後、門脈を通って直接肝臓に届き、そこで代謝されることによって、次のような優れた抗酸化力を発揮するようになります。
・活性酸素を発生させる酵素、NADPHオキシダーゼの働きを抑えて、活性酸素の発生自体を抑制する
・不足した電子を与えて、電子の状態を安定させ、すでに発生した活性酸素を速やかに無毒化するこのセサミンの抗酸化力は、肝臓までその力を温存し肝臓で初めて発揮されるために、まさに肝臓でその真価を発揮します。
こうしてセサミンは、その優れた抗酸化力によって、活性酸素の害から肝臓を強力に保護して、肝臓の機能全体をUPします。
タウリンの肝臓の機能全体をUPする働き
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このような肝臓の機能全体をUPする働きはタウリンにもあります。
タウリンは次の2つの働きで肝臓の機能全体をUPします。
・壊れた肝細胞の再生を促す
・肝細胞の細胞膜を安定化し、肝細胞を保護するこうして、セサミンとタウリンはW効果で肝臓の機能全体をUPします。
肝臓の解毒機能をUPする
前述のように、肝臓は私達の体内で解毒機能を担っています。解毒機能とは、老廃物や有毒な化学物質等を無害化し、さらに水に溶けやすい形にして体外に排出する働きをいいます。この肝臓の解毒機能がきちんと働いてくれることが、私達の体を元気に活性化するためには不可欠です。
セサミンとタウリンにはこの肝臓の解毒機能をUPする働きがあります。以下、肝臓の解毒機能を解毒機能一般とアルコールの分解の2つにわけてお話します。
解毒機能一般
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前述したように、タウリンには肝臓全体の機能をUPする働きがあり、もちろん解毒機能も高めてくれます。
また、セサミンにも肝臓全体の機能をUPする働きの他にも、次のような特に肝臓の解毒機能をUPする働きがあります。
・遺伝子的に働きかけて、肝臓における解毒酵素、シトクロムP450やグルタチオンS-転移酵素の量を増やす
こうして、セサミンとタウリンはW効果で肝臓の解毒機能をUPします。
アルコールの分解
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私達が摂取したアルコールは肝臓で次のような2つの段階を経て分解されます。
まず、私達が摂取したアルコールはアルコール脱水素酵素の働きによってアセトアルデヒドに分解されます。このアセトアルデヒドは有毒で、悪酔いや二日酔いの原因になります。
次に、このアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素の働きによって無害な酢酸に分解されます。この酢酸はやがて水と二酸化炭素になって私達の体から排出されます。
タウリンは、これらのアルコールの分解にかかわる酵素の働きを助けて、肝臓におけるアルコールの分解を促進します。
また、セサミンは遺伝子的に働きかけ、アセトアルデヒド脱水酵素の量を3~4倍にして、肝臓におけるアルコールの分解を促進します。
こうして、セサミンとタウリンはW効果で肝臓におけるアルコールの分解を促進します。
疲労を回復する
私達の体を元気に活性化するためにはやはり疲労の回復が欠かせません。セサミンとタウリンはW効果で疲労を効果的に回復してくれます。以下、詳しくお話します。
疲労とは?
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まず、疲労について簡単に説明します。
私達が、運動、仕事、勉強、家事等さまざまな活動をおこなうと、自律神経が活発に活動します。そして、それに伴って、自律神経を司っている脳の視床下部を中心に大量の活性酸素が発生します。この大量に発生した活性酸素によって自律神経の神経細胞が酸化されダメージを受けるのが疲労の正体です。体の疲れは実は脳の疲れなのです。
セサミンとタウリンのW効果で疲労を回復する働き
これに対してセサミンは、優れた抗酸化力によって、自律神経の神経細胞を活性酸素の害から保護して、疲労を回復します。
また、タウリンは、肝臓の機能全体を高めることによって、疲労の回復を助けてくれます。
こうして、セサミンとタウリンはW効果で疲労を回復します。
まとめ
では、最後に、今回の話のポイントを簡潔にまとめておきましょう。セサミンとタウリンは一緒に摂ると、次のようなW効果で、私達の体を元気に活性化してくれます。
・肝臓の機能を高める
・肝臓の機能全体を高める
・肝臓の解毒機能を高める
・疲労を回復する
最近何か元気が足りないなとお感じの方は、このようなセサミンとタウリンの私達の体を元気に活性化する働きを上手に活用してみられてはいかがでしょうか?