有機栽培のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントとは?

ネットでたまに有機栽培のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントを見かけます。では、有機栽培のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントには、そうでないサプリメントと比べて、どのような違いがあり、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか?

今回はこの有機栽培のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントについて詳しくお話したいと思います。

有機栽培とは?

まず、有機栽培について少し説明します。

我が国内で、"有機"、"オーガニック"等の言葉を食品に表示するには、JAS(日本農林規格)法による厳しい規制があります。

有機栽培の条件

まず、有機栽培というためには次の2つの条件を満たす必要があります。

・堆肥等による土づくりをおこなうと共に、前2年間及び栽培期間中、化学肥料及び農薬を使用しないこと
・遺伝子組み換えの種子や苗を使用しないこと

登録認定機関によるチェック

さらに、この有機栽培の条件を満たしているか、生産農家に対して、次のような厳しいチェックが行われます。このチェックは、農林水産省が認定し登録する第三者機関(登録認定機関)が行います。

・生産農家の有機栽培のための生産体制が、農林水産省が定めるガイドラインに適合するか
・生産農家が実際にガイドラインに沿って有機栽培しているか(少なくても1年に1回、チェック)

以上を書類審査及び実地検査によってチェックします。

有機JASマーク

このような厳しいチェックを経て、生産農家が「有機JAS認定事業者」として農林水産省に登録されることによって、ようやく有機JASマークの表示と食品への"有機"、"オーガニック"等の表示が許されることになります。

有機栽培のゴマを原料にしたセサミンサプリのメリット・デメリット

このような厳しい規制のある有機栽培のゴマをセサミンのサプリメントの原料に使用するメリットは、やはり安心・安全ということです。

しかし、その反面で、有機栽培には非常に手間暇がかかります。したがって、有機栽培されたゴマはどうしても高価になり、サプリメントの価格も高くなりがちです。サプリメントの価格自体は他のサプリメントとさほど変わらなくても、セサミンの配合量、他のサポート成分等その他の面にしわ寄せがくる場合もあります。

有機栽培でないゴマは危険か?

では、逆に、有機栽培ではないゴマは危険なのでしょうか?以下、詳しく検討します。

我が国のゴマ事情

まず、現在、日本国内に流通しているゴマの99.9%は外国産のゴマです。国産のゴマは0.1%程度にしかすぎません。

これは、ゴマの栽培は機械化が難しく手間暇がかかり、なかなか国内の生産量が伸びないためです。国内のゴマの生産地は、沖縄、鹿児島等の一部の地域に限られています。

したがって、セサミンのサプリメントの原料のゴマも外国産のゴマが主流です。有機栽培のゴマどころか、国産のゴマですらないのです。

外国産のゴマの安全性

では、まず、外国産のゴマは安全なのでしょうか?ゴマの輸入元の国は日本よりも格段に規制の緩い発展途上国が多いために少し心配になります。

しかし、外国産のゴマでも特にその安全性に問題はないと思われます。理由は次の2つです。

・ゴマ等外国産の食品が輸入されるに当たっては、厚生労働省が税関で残留農薬・有害化学物質等について厳しくチェックしている
・セサミンの原料にするゴマについては、さらに厳しい基準による独自の検査によって、安全性を確かめているメーカーも多い

したがって、定評あるメーカーであれば、セサミンの原料に使っているゴマが外国産のゴマであっても、特に安全性に問題はないと思われます。

有機栽培でないゴマは危険か?

では、次に、有機栽培ではないゴマは危険なのでしょうか?

もちろん有機栽培のゴマが安心・安全であることに間違いはありません。しかし、有機栽培でないゴマでもその安全性には問題はないと思います。理由は次の2つです。

・国内で流通している食品については、食品衛生法等厳しい規制があり、厚生労働省がサンプリング検査等厳しいチェック体制をとっている
・特に、セサミンの原料にするゴマについては、その安全性について、さらに厳しい基準による独自の検査を実施しているメーカーも多い

したがって、定評あるメーカーであれば、有機栽培ではないゴマをサプリメントの原料に使っていても、特にその安全性に問題はないと思われます。

GMP認定とは?

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それでも、まだ心配な方は各メーカーのGMP認定取得の有無を確認してみられてはいかがでしょうか?

GMP基準とは、"原材料の受け入れ"から"製品の出荷"までの生産の全過程において、製品の安全性と品質を確保するための国際的な基準をいいます。

日本では、厚生労働省が認可する第三者機関が、厚生労働省が定めるガイドライン(日本版GMP基準)に基づいて、各メーカーの工場を審査し、その基準に適合すると認めた場合に、その工場にGMP認定をおこないます。

このGMP認定工場で生産された製品については「安全性」と「一定の品質」が確保されます。

各メーカーのGMP認定の取得状況は、各サプリメントのラベルや各メーカーのホームページでも確認できますので、気になる方はご自身の目で確認してみてください。

まとめ

では、最後に今回の話のポイントを簡潔にまとめておきましょう。

・安全性という観点からは、有機栽培のゴマを原料に使っているかどうかに特にこだわる必要はない
・それでも心配な方は各メーカーのGMP認定の取得状況を確認してみるとよい

セサミンのサプリメントの原料としてみた場合に、有機栽培でないゴマの安全性に特に問題はありません。安心してセサミンのサプリメントを摂っていただけたらと思います。

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