気になるゴマの脂質とは?

ゴマに含まれるポリフェノール成分セサミンには、生活習慣病の予防やアンチエイジング等の素晴らしい健康効果があります。是非、積極的に食生活に取り入れたい健康成分です。しかし、ゴマからセサミンを摂ろうとする場合に少し気になるのは、ゴマに一緒に含まれている脂質です。

今回は、セサミンと一緒に含まれているゴマの脂質について詳しくお話したいと思います。

ゴマに含まれる脂質とは?

ゴマはゴマ油の原料になることからもわかるように、脂質が豊富に含まれています。そして、このゴマに含まれている脂質には、実はそれ自体すぐれた健康効果があります(表1参照)。

表1:ゴマに含まれる主な脂質

リノール酸 必須脂肪酸の1つで、オメガ6系脂肪酸に分類される。悪玉コレステロールを減らす働きがある。
オレイン酸 オリーブ油に含まれる健康成分として広く知られる。オメガ9系脂肪酸の1種。善玉コレステロールを減らさずに、悪玉コレステロールだけを減らす。

ただし、摂り過ぎれば、悪玉コレステロールの増加を招いて、かえって健康にマイナスになりますので、摂り過ぎには注意が必要です。

ゴマの脂質の問題点

このようにゴマに含まれる脂質にはそれ自体すぐれた健康効果があります。しかし、その反面、ゴマに含まれる脂質には問題点もあります。それはカロリーの高さです。つまり、ゴマはその約50%が脂質であるために、非常に高カロリーなのです。他の高カロリー食品と比べてみましょう。

表2:代表的な高カロリー食品の100g当りのカロリー

ゴマ 約600kcal
ポテトチップス 約550kcal
チョコレート 約550kcal
ショートケーキ 約350kcal
ご飯1杯(約140g) 約230kcal

このように、ゴマの100g当りのカロリーは、ポテトチップスを抜き、実にご飯約3杯分に相当します。まさに高カロリー食品の王様といった感じです。

そして、このゴマのカロリーの高さは、ゴマからセサミンを摂ろうとするときの障害になってきます。

セサミンは、食品の成分であり、医薬品ではありません。その効果があらわれるまでには、毎日、長期間、コツコツと摂り続ける必要があります。

しかし、セサミンの1日当たりの摂取の必要量は10mgといわれていて、これは実にゴマ3000粒に相当します。

高カロリーのゴマを、毎日3000粒も長期間食べ続けるのは、カロリーの点から非常に問題があるのです。

やはり、ゴマは食材の1つとして、その風味や食感を楽しむのがよいでしょう。健康効果を狙うのなら、サプリメントを活用するのが正解です。

まとめ

では、最後に今回の話を簡単にまとめておきましょう。

・ゴマに含まれる脂質、リノール酸、オレイン酸にはすぐれた健康効果がある

・しかし、その反面で、カロリーが高く、摂り過ぎには注意が必要である

ゴマはとても美味しい食材ですから、風味や食感を楽しむ食材として積極的に食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

Rankingランキング

  • これがイチオシ!セサミンリッチの公式ページ
  • ごまセサミンの公式ページ
  • ごま酢セサミンの公式ページ

Otherその他の記事