美容にもきくセサミン!

ゴマに豊富に含まれるポリフェノール成分、セサミンにはアンチエイジング、生活習慣病の予防等さまざまな健康効果があります。しかし、セサミンの効果はただそれだけに限られるわけではありません。実はセサミンは美容にもよいのです。

今回はこのセサミンの美容によい働きについて詳しくお話したいと思います。

セサミンの美容によい働き

セサミンは次の3つの働きで美肌をつくります。

肌のターンオーバーを整える

私達の肌は約28日周期で新しく生まれ変わっています。これを肌のターンオーバーといいます。

この肌のターンオーバーが正常におこなわれることが美肌づくりには欠かせません。セサミンは次の2つの働きでこの肌のターンオーバーを整えます。

肌の血行をよくする

肌の血行がよくないと、肌に十分な酸素や栄養が供給されず、肌のターンオーバーが乱れます。セサミンは、肌の血行をよくして、肌のターンオーバーを整えます。以下、詳しく説明します。

NO(一酸化窒素)とは?
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まず、NO(一酸化窒素)について簡単に説明します。

血管内皮細胞が産出するNOには、血管、特に全身の血管の99%を占める毛細血管を緩めて広げ全身の血行をよくする働きがあります。

ところが、このNOは、活性酸素に弱く、活性酸素によって酸化されると、その働きを失ってしまいます。

活性酸素とは?
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この活性酸素は、元々は私達が呼吸によって取り込んだ普通の酸素です。ところが、このような普通の酸素が、細胞のエネルギー生産等に伴って活性酸素に変わるのです。私達が呼吸によって取り込んだ普通の酸素の約2%程度が活性酸素に変わるといわれています。

このような活性酸素は、普通の酸素に比べると、電子の状態が不安定で、強い酸化力があります。それゆえ、私達の体を酸化させてサビつかせ、私達の体にさまざまな害を与えます。

例えば、血液中の脂質を酸化させて、動脈硬化の原因になったり、細胞のDNAを酸化させて傷つけ、老化の原因になったりします。

セサミンの抗酸化力
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この活性酸素と闘う力が抗酸化力です。

セサミンは、小腸で吸収された後、直接肝臓に届き、肝臓で代謝されることによって、次のような優れた抗酸化力を発揮するようになります。

・活性酸素を発生させる酵素、NADPHオキシダーゼの働きを抑えて、活性酸素の発生自体を抑制する
・不足した電子を与えて、電子の状態を安定させ、すでに発生した活性酸素を速やかに無毒化する

セサミンは、この優れた抗酸化力によって、NOを活性酸素の害から保護して、血管を緩めて広げ、肌の血行をよくします。

また、セサミンには、血管内皮細胞に働きかけて、NOの産出自体を増やす働きもあります。

エストロゲン様作用

「女性の美と健康のためのホルモン」エストロゲンには肌のターンオーバーを整える働きがあります。

セサミンは、腸で腸内細菌によって代謝されることによって、このエストロゲンと似た働きをするようになります。このようなエストロゲンに似た働きをエストロゲン様作用といいます。

セサミンは、このエストロゲン様作用によって、肌のターンオーバーを整えます。

シミを予防する

シミは肌の大敵ですが、セサミンにはシミを予防する働きがあります。

シミの原因

まず、シミの原因について簡単に説明します。

紫外線を浴びると、皮膚に大量の活性酸素が発生します。すると、この活性酸素によって酸化されダメージを受けた皮膚の細胞が「メラニン色素をつくれ!」という指令をメラノサイト(メラニン色素をつくる細胞)に送ります。こうして、指令を受け取ったメラノサイトは、メラニン色素をつくり、皮膚の細胞に受け渡します。これが日焼けです。

しかし、メラニン色素を抱え込んだ皮膚の細胞は細胞分裂能力が低下してしまいます。すると、これを補おうと、周りの細胞が無理な細胞分裂を繰り返します。こうして、無理な細胞分裂を繰り返した周りの細胞は、やがて、その機能に狂いが生じて、必要もないのに「メラニン色素をつくれ!」という指令をメラノサイトに送るようになります。こうして、誤った指令に基づいてメラノサイトが暴走を始め、必要もないのに過剰にメラニン色素をつくり続けることがシミの原因です。

セサミンのシミを予防する働き

これに対して、セサミンは優れた抗酸化力で、紫外線によって発生した活性酸素の害から皮膚の細胞を保護して、シミの発生を予防します。

シワ、たるみ、乾燥肌を予防する

シワ、たるみ、乾燥肌も肌の大敵です。セサミンにはこのシワ、たるみ、乾燥肌を予防する働きがあります。

線維芽細胞とは?

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まず、線維芽細胞について簡単にお話します。

線維芽細胞は、表皮の下の真皮にある細胞で、美肌づくりに欠かせない次のような成分をつくっています。

表2:線維芽細胞がつくっている美肌に欠かせない成分

コラーゲン 肌の骨格をつくる。肌にハリを与える。
エラスチン コラーゲンとコラーゲンを固定して、肌の骨格を安定させる。肌にハリを与える。
ヒアルロン酸 網目状になった肌の骨格の間を埋める。優れた保水力があり、肌に潤いを与える。

みなさんがよくご存知の美肌成分が大集合しましたね。線維芽細胞が美肌づくりにいかに重要かよくわかっていただけるかと思います。

線維芽細胞と活性酸素

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ところが、紫外線、ストレス、大気汚染等によって皮膚に大量に活性酸素が発生すると、活性酸素によってこの線維芽細胞が酸化されてダメージを受けます。すると、線維芽細胞は、しだいに萎縮し、やがて次のようにその機能に狂いが生じます。

・コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をつくる能力が低下する
・コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を分解する酵素を過剰につくる

こうして、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生産が減り、逆にその破壊は増えることによって、肌からハリと潤いが失われ、シミ、たるみ、乾燥肌の原因になります。

セサミンのシワ、たるみ、乾燥肌を予防する働き

これに対して、セサミンは、優れた抗酸化力によって、線維芽細胞を活性酸素の害から保護して、肌のハリと潤いを保ち、シワ、たるみ、乾燥肌を予防します。

まとめ

では、最後に今回のお話のポイントを簡潔にまとめておきましょう。セサミンには次の3つの美容によい働きがあります。

・肌のターンオーバーを整える
・シミを予防する
・シワ、たるみ、乾燥肌を予防する

最近、何かお肌の調子が悪く、肌トラブルに悩まれている方は、是非、このような美容によいセサミンの働きを上手に活用してみられてはいかがでしょうか?

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