セサミンは自律神経失調症の予防・改善に効果がある?

みなさんは特に何か体の病気でもないのに動悸、めまい、頭痛、肩こり等に悩まされたことはありませんか?もしかしたら、それは自律神経失調症かもしれません。現代社会はさまざまなストレスが多く、自律神経失調症になりやすいといわれています。しかし、ゴマに豊富に含まれるポリフェノール成分セサミンには、この自律神経失調症を予防・改善する優れた働きがあります。

今回はこのセサミンの自律神経失調症を予防・改善する働きについて詳しくお話したいと思います。

自律神経失調症とは?

まず、自律神経失調症ついて簡単に説明します。

自律神経失調症とは?

自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は私達の体を興奮状態にし、副交感神経は私達の体をリラックス状態にします。

通常、この2つの神経は上手にバランスを取って働いています。ところが、精神的・身体的ストレスや不規則な生活等によって、交感神経が過剰に優位になると、この2つの神経のバランスが崩れてしまいます。

こうして、自律神経のバランスが崩れ、それが慢性化した状態が、自律神経失調症というわけです。

原因

このように自律神経のバランスが崩れる原因としては次のようなものが考えられます。

・精神的・身体的ストレス
・不規則な生活
・疲労
・ホルモンバランスの乱れ
・環境の変化

セサミンにはこのような自律神経失調症を予防・改善する働きがあります。

セサミンの自律神経失調症を予防・改善する働き

セサミンは次の3つの働きで自律神経失調症を予防・改善します。

自律神経のバランスを整える

セサミンには自律神経のバランスを整える働きがあることが実験的に確認されています。

更年期障害に悩む44歳から59歳までの女性、14名を2つのグループに別け、それぞれ、A、Bの2種類のカプセル(表1参照)を4週間毎日摂ってもらい、その後、検査しました。すると、Aのカプセルを摂ってもらったグループは、Bのカプセルを摂ってもらったグループに比べて、自律神経のバランスが有意に改善されていることが確認されました。

表1:それぞれのカプセルの内容

Aのカプセル セサミン 10mg
ビタミンE 60mg
Bのカプセル 比較のために何も含まない

また、同様の結果は喫煙習慣のある健康な男子、9名を対象にした実験でも確認されています。

疲労を回復する

自律神経失調症の原因の1つとして慢性的な疲労があげられます。疲労が蓄積すると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、自律神経失調症になりやすくなります。しかし、セサミンにはこの慢性的な疲労を回復する働きがあります。

疲労とは?

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まず、疲労について簡単に説明します。

私達が仕事、運動、家事、育児等をおこなうと、自律神経が活発に活動します。すると、これに伴って、自律神経の中枢を司る脳の視床下部を中心に、脳に大量の活性酸素が発生します。

こうして、大量に発生した活性酸素によって、自律神経の神経細胞が酸化されダメージを受けるのが疲労の原因です。疲労は実は脳の疲れだったのです。

疲労の原因、活性酸素とは?

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このように疲労と活性酸素は深く関係しています。

活性酸素は、元々は私達が呼吸によって体内に取り込んだ普通の酸素です。その普通の酸素が細胞のエネルギー生産等に伴って、約2%程度の割合で活性酸素に変わります。

ところが、この活性酸素は、普通の酸素に比べると電子の状態が不安定で、強い酸化力があります。それゆえ、免疫系では私達の体内に侵入してきたウイルスや細菌との戦いで大活躍します。しかしその反面で、増えすぎると私達自身の体をも酸化させてサビつかせ、私達の体にさまざまな害を与えます。

例えば、細胞のDNAを酸化させて破壊し、老化の原因になったり、血液中の脂質を酸化させて、動脈硬化の原因になったりします。

セサミンの抗酸化力

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この活性酸素と戦う力が抗酸化力です。

セサミンは小腸で吸収された後、門脈を通って直接肝臓に届き、肝臓で代謝されることによって次のような優れた抗酸化力を発揮するようになります。

・活性酸素を発生させる酵素、NADPHオキシダーゼの働きを抑えて、活性酸素の発生自体を抑制する
・足りない電子を与えて、電子の状態を安定させ、すでに発生した活性酸素を速やかに無害化する。

こうして、セサミンは、優れた抗酸化力によって、活性酸素の害から自律神経の神経細胞を保護して、疲労を回復します。

セサミンの疲労回復効果を確認した実験

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このセサミンの疲労回復効果は実験的にも確認されています。

慢性的な疲労感に悩まされている324名を2つのグループに別け、A、Bの2種類のカプセル(表2参照)を8週間毎日飲んでもらった後、アンケート調査をおこないました。すると、Aのカプセルを飲んでもらったグループは、Bのカプセルを飲んでもらったグループに比べて、慢性的な疲労感、睡眠、集中力等に関して、有意に改善していることが確認されました。

表2:それぞれのカプセルの内容

Aのカプセル セサミン 10mg
ビタミンE 55mg
トコトリエノール 2mg
Bのカプセル 比較用に何も含まない

ホルモンバランスを整える

自律神経失調症は女性に多いといわれています。これは女性には月経等があり、ホルモンバランスが乱れやすいためです。セサミンにはこのホルモンバランスを整える働きがあります。

ホルモンバランスと自律神経の関係

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まず、ホルモンバランスと自律神経の関係から説明します。

ホルモンの分泌は脳の視床下部が司っています。ところが、この脳の視床下部は同時に自律神経の中枢をも司っています。それゆえ、ホルモンバランスが乱れた場合に、脳が何とかそのバランスを回復しようと過度に頑張りすぎると、その影響が自律神経にまで及んで、自律神経のバランスまで乱れてしまうのです。

セサミンのホルモンバランスを整える働き

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これに対して、セサミンは腸で腸内細菌によって代謝されることによって次のような働きをするようになります。

・エストロゲン様作用
・抗エストロゲン作用

エストロゲン様作用とは女性ホルモン、エストロゲンに似た働きをいいます。エストロゲンが不足して、ホルモンバランスが乱れている場合には、セサミンはこのエストロゲン様作用によって、不足したエストロゲンを補って、ホルモンバランスを整えます。

逆に、エストロゲンが過剰になってホルモンバランスが乱れている場合には、セサミンは、抗エストロゲン作用によって、エストロゲンの働きを抑えて、ホルモンバランスを整えます。

このように、エストロゲンの過不足に合わせて働きが変わる特徴は、大豆イソフラボンから腸の腸内細菌によってつくられるエクオールにもあり、とても面白い特徴です。

こうして、セサミンは、エストロゲン様作用及び抗エストロゲン作用によって、ホルモンバランスを整え、自律神経失調症を予防・改善します。

まとめ

では、最後に今回のお話のポイントを簡潔にまとめておきましょう。セサミンは次の3つの働きで自律神経失調症を予防・改善します。

・自律神経のバランスを整える
・疲労を回復する
・ホルモンバランスを整える

最近、どうも自律神経失調症気味だな、とお感じの方は、是非、このようなセサミンの自律神経失調症を予防・改善する働きを上手に活用していただけたらと思います。

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