国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントとは?
あまり多くありませんが、ネットでたまに国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントをみかけます。では、国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
今回はこの国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントのメリット・デメリットについて詳しくお話したいと思います。
国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントのメリット
国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントのメリットはやはり安心・安全ということです。
では逆に、外国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントは危険なのでしょうか?以下、詳しくお話します。
外国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントの安全性
現在、ゴマの国内自給率は0.1%程度で、国内に流通しているゴマの99.9%は外国産です。当然、セサミンのサプリメントの原料としても外国産のゴマが使われることがほとんどです。
ただ、この場合に少し心配なのは安全性です。ゴマの輸入元は規制の緩い発展途上国が多いからです。
しかし、外国産のゴマが輸入されるにあたっては、税関で残留農薬・化学汚染物質等について厳しくチェックされています。また、メーカー側でもさらに厳しい基準で独自の検査をおこなっているメーカーも多くあります。
このように、外国産のゴマの輸入にあたっては2重のチェック体制が取られており、その安全性にはまず問題はありません。
GMP認定とは?
しかし、それでもまだ心配な方は各メーカーのGMP認証の取得状況をチェックしてみられてはいかかでしょうか?
GMP基準とは"原材料の受け入れ"から"最終的な製品の出荷"まで生産の全過程において製品の「品質」と「安全性」を確保するための国際的な基準をいいます。
日本では、厚生労働省が定めるガイドライン(日本版GMP基準)に基づいて、厚生労働省が認可する第三者機関が各メーカーの工場を検査し、この基準に適合する場合にGMP認定をします。このGMP認定の工場で生産された製品には「一定の品質」と「安全性」が保障されます。
GMP認定の有無は各メーカーのホームページや各サプリメントのラペルでも確認できますので、是非一度ご自身の目で確認してみてください。
国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントのデメリット
国産のゴマを原料に使ったセサミンのサプリメントのデメリットはずばり価格です。
前述しましたが、我が国の国内に流通しているゴマの99.9%は外国産のゴマです。これは、ゴマの栽培は機械化が難しく手間暇がかかる上に、利益も薄いために、ゴマの生産量がなかなか伸びないためです。現在、国内でゴマを多く生産している地域は鹿児島、沖縄等限られています。
そのため、国産のゴマは希少で、その価格は外国産のゴマに比べると、10倍から20倍にもなるといわれています。
原料に国産のゴマを使うと、どうしても製造コストがかさみ、サプリメントの価格も高くなりがちです。一見、他のサプリメントと価格差がないようにみえる場合でも、セサミンの配合量、他のサポート成分等その他の面にしわ寄せがきている場合もあります。
外国産のゴマを原料に使っていても、特に安全性に問題はありません。原料のゴマの原産地にはあまりこだわる必要はないと思います。
まとめ
では、最後に今回の話のポイントを簡潔にまとめておきましょう。
・外国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントでも特に安全性に問題はない
・したがって、食の安全・安心の観点からも国産のゴマを原料にしたセサミンのサプリメントに特にこだわる必要はない
セサミンを健康のために摂る場合にはサプリメントの活用が鉄則です。しかし、原料のゴマの原産地に特にこだわる必要はありません。信頼できるメーカーのサプリメントであれば安心して摂っていただければと思います。