セサミンの抗酸化パワーについて詳しく解説します!

ゴマに豊富に含まれるポリフェノール成分、セサミンには生活習慣病の予防、老化予防等のさまざまな健康効果があります。これらの健康効果はその多くがセサミンの抗酸化力によるものです。

今回はこのセサミンの抗酸化力について詳しくお話したいと思います。

セサミンの抗酸化力とは?

まず、抗酸化力とは、活性酸素の発生自体を抑制し、また、発生した活性酸素を無害化する能力をいいます。

活性酸素とは、実は、免疫、呼吸等の私達の生命活動に伴って、常に私達の体内で発生しています。活性酸素は、免疫細胞と協力して、体内に侵入してきた細菌と戦う役割があります。しかし、ストレス、環境汚染物質、紫外線等によって過剰に活性酸素が発生すると、私達の体にさまざまな害を与えます。例えば、血中の脂質を酸化させて、動脈硬化の原因になったり、健康な細胞まで酸化させて、細胞の機能を低下させてしまうのです。

通常なら、活性酸素は、私達の体に元々備わったスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)等の抗酸化酵素によって、速やかに無害化されます。
しかし、現代社会では、活性酸素の発生要因(ストレス、紫外線、添加物、排気ガスなど)が身近に多くあり、活性酸素が蓄積しがちです。

ところで、実はセサミンは、そのままでは抗酸化力を発揮しません。

セサミンは、小腸で吸収された後、門脈を通って直接肝臓に届き、肝臓で代謝されることによって、初めて優れた抗酸化力を発揮するようになります。

こうしてセサミンは、活性酸素を発生させる酵素、NADPHオキシダーゼの働きを抑えて、活性酸素の発生自体を抑制すると共に、すでに発生し抗酸化酵素によって処理しきれなかった活性酸素を速やかに無害化して、活性酸素によるさまざまな害から私達の体を守ってくれます。

では、以下、この抗酸化力に基づくセサミンの働きについて詳しくお話していきます。

セサミンの抗酸化力に基づく働き

セサミンは優れた抗酸化力によって次のようなさまざまな働きをします。

肝臓を保護して、肝臓の機能全般をUPする

「生体の化学工場」と呼ばれる肝臓は、私達の体内で代謝、解毒、胆汁の生成・分泌等のさまざまな重要な役割を果たしています。肝臓でおこなわれる化学反応は実に500種類以上にもなります。それゆえ私達の体内で発生する活性酸素の8割は肝臓で発生します。

このように大量の活性酸素が発生する肝臓は、最も活性酸素によるダメージを受けやすく、活性酸素によって機能が低下しやすい臓器です。

前述のように、セサミンは、小腸で吸収された後、門脈を通って直接肝臓に届き、肝臓で代謝されることによって、初めて優れた抗酸化力を発揮するようになります。それゆえさまざまな抗酸化物質(ポリフェノール、ビタミン等の抗酸化力を持つ物質)のなかでも、最も肝臓で抗酸化力を発揮しやすい抗酸化物質です。

こうして、セサミンは、その優れた抗酸化力によって、活性酸素の害から強力に肝臓を保護して、肝臓の機能全般をUPします。

血管を守る

血圧が高かったり、血液中の脂質が活性酸素によって酸化されたりすると、血管がダメージを受け、動脈硬化の一因になります。セサミンは優れた抗酸化力によって次のような働きで血管を守ります。

血圧を下げる

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高血圧にも活性酸素が深く関係しています。

NO(一酸化窒素)には、血管を緩めて広げ、血圧を下げる働きがあります。しかし、このNOは活性酸素に弱く、活性酸素によって酸化されると、その働きを失ってしまいます。

これに対して、セサミンは、優れた抗酸化力によって、NOを活性酸素の害から保護し、血管を緩めて広げ、血圧を下げます。

また、セサミンには血管の内側を覆っている血管内皮細胞に働きかけて、このNOの産出自体を増やす働きもあります。

血液中の脂質の酸化を防ぐ

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中性脂肪やコレステロール等の血液中の脂質が活性酸素によって酸化され、過酸化脂質が生じると、動脈硬化の原因になります。

これに対して、セサミンは、優れた抗酸化力により、活性酸素によって血液中の脂質が酸化され、過酸化脂質が生じることを防ぎます。

健康な男子、6名を2つのグループにわけ、それぞれ、A、Bの2種類のカプセルを飲んでもらった後、激しい運動をしてもらい、その後、採血して、血液中の過酸化脂質の量を調べました。すると、Aのカプセルを飲んでもらったグループに比べて、Bのカプセルを飲んでもらったグループは、血液中の過酸化脂質の量が有意に抑制されていることが確認されました。

表1:各カプセルの内容

Aのカプセル 比較のために何も含まない
Bのカプセル セサミン36mgを含む

老化を防ぐ

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私達の細胞は活性酸素によってDNAが傷つけられると、まず、このDNAの傷を修復しようとします。しかし、DNAが修復できない程に酷く傷つけられてしまうと、がん化を防ぐために、それ以上の細胞分裂を停止します。こうして細胞分裂を停止した細胞を老化細胞といいます。

この老化細胞は、機能が低下していて、これが増えていくと、皮膚、臓器等私達の体全体の機能が低下してしまいます。これが老化の正体です。

これに対して、セサミンは、優れた抗酸化力によって、活性酸素の害から細胞のDNAを保護して、細胞が老化細胞化するのを防ぎ、私達の体全体が老化するのを防ぎます。

シミを防ぐ

紫外線によって皮膚に過剰に活性酸素が発生すると、活性酸素によって傷つけられた皮膚の細胞が、紫外線から皮膚を保護するために「メラニン色素をつくれ!」という指令をメラノサイト(メラニン色素をつくる細胞)に送ります。すると、メラノサイトがメラニン色素をつくり、皮膚の細胞にメラニン色素を渡します。これが日焼けです。

しかし、メラニン色素を受け取った皮膚の細胞は細胞分裂能力が低下してしまいます。すると、周りの細胞が、これを補おうと、無理に細胞分裂するようになります。やがて、無理な細胞分裂を繰り返した周りの細胞は、機能に狂いが生じて、必要もないのに「メラニン色素をつくれ!」という指令をメラノサイトに送るようになります。

こうして、誤った指令に基づいて、メラノサイトが暴走を始め、必要もないのに過剰にメラニン色素をつくるようになります。これがシミの原因です。

これに対して、セサミンは、優れた抗酸化力によって、活性酸素の害から皮膚の細胞を保護して、シミを防ぎます。

白髪を防ぐ

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私達の髪の毛の色は髪の毛に含まれるメラニン色素の色ですが、このメラニン色素はメラノサイトという細胞がつくっています。

活性酸素は、細胞分裂によってこのメラノサイトになる色素幹細胞にダメージを与えて、その数を減らし、最終には消滅させてしまいます。すると、色素幹細胞からつくられるメラノサイトも消滅し、メラニン色素がつくられなくなって、髪の毛に色がつかなくなります。これが白髪です。

セサミンは、優れた抗酸化力によって、活性酸素の害から色素幹細胞を保護して、白髪を防ぎます。

まとめ

では、最後に、ここまでの話を簡潔にまとめておきましょう。セサミンは優れた抗酸化力によって次のような働きをします。

・肝臓を保護して、肝臓全般の機能をUPする
・血管を守る
 ・血圧を下げる
 ・血液中に過酸化脂質ができるのを防ぐ
・老化を防ぐ
・シミを防ぐ
・白髪を防ぐ

みなさんも、是非、このようなセサミンの抗酸化パワーを上手に活用して、生活習慣病の予防やアンチエイジングに役立てていただけたらと思います。

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