セサミンと明日葉のW効果で老化と生活習慣病を効果的に予防する!
栄養豊富で、青汁の原料としてよく使われる明日葉ですが、ゴマに豊富に含まれるポリフェノール成分、セサミンと一緒に摂ると、W効果で老化や生活習慣病を効果的に予防してくれます。
今回はこのセサミンと明日葉のW効果で老化や生活習慣病を効果的に予防する働きについて詳しくお話したいと思います。
明日葉とは?
まず、明日葉について簡単に説明します。
明日葉とは?
明日葉は日本原産のセリ科の多年草です。「今日、葉を摘んでも、また明日には新しい葉を出す」と言われるほど強い生命力を持ち、この生命力の強さが名前の由来にもなっています。
このように、強い生命力を持つ明日葉は、栄養も豊富で、古来より「不老長寿の妙草」とされてきました。
現代でもその栄養価の高さからよく青汁の原料に使われています。他の青汁の原料としてよく使われるケールや青麦若葉と比べても、その栄養価の高さは勝るとも劣りません。以下、明日葉の栄養価についてみてみましょう。
明日葉の栄養素
明日葉には次のような栄養素がバランスよく含まれています。
・ビタミン類
・β-カロテン
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンB12
・ビタミンC
・ビタミンE
・ビタミンK
・ミネラル
・カリウム
・鉄
・カルシウム
・リン
・ナトリウム
・食物繊維
・不溶性食物繊維
・水溶性食物繊維
・その他の健康成分
・カルコン
・クマリン
明日葉の健康効果
このように栄養豊富な明日葉には次のような健康効果があります。
・老化を予防する
・内臓脂肪型肥満を予防する
・高血圧を予防する
・糖尿病を予防する
・認知症を予防する
・免疫力を高める
・肌を美しくする
・便秘を改善する
このようにさまざまな健康効果がある明日葉ですが、セサミンと一緒に摂ると、W効果で、さらに効果的に老化や生活習慣病を予防してくれます。以下、詳しくみていきます。
セサミンと明日葉のW効果で老化や生活習慣病を効果的に予防する働き
セサミンと明日葉は一緒に摂るとW効果で効果的に次のような働きをします。
老化を予防する
明日葉とセサミンを一緒に摂ると、W効果で効果的に老化を予防します。以下、詳しく説明します。
老化とは?
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まず、老化について簡単に説明します。
私達の細胞は、活性酸素、発がん物質等によって、DNAが修復できない程に傷つけられると、がん化を防ぐために、それ以上の細胞分裂を停止します。こうして、細胞分裂を停止した細胞を老化細胞と呼びます。
この老化細胞は、DNAが傷ついているために、通常の細胞に比べると、機能が低下しています。それゆえ、老化細胞が増えていくと、私達の体全体の機能が衰えていきます。これがいわゆる老化です。
老化と活性酸素
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老化には活性酸素が密接に関係しています。
活性酸素は、元々は、私達が呼吸によって体内に取り込んだ酸素が変化したもので、取り込んだ酸素の約2%程度が活性酸素になります。しかし、この活性酸素は、普通の酸素に比べると、電子の状態が不安定で、極めて強い酸化力があります。それゆえ、私達の体をサビつかせて、私達の体にさまざまな害を与えます。
老化との関係で言うと、細胞のDNAを酸化させて破壊し、細胞を老化細胞化させて、老化の原因になります。
明日葉とセサミンの抗酸化力
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この活性酸素に対抗する力が抗酸化力です。
明日葉に豊富に含まれるポリフェノール成分、カルコンには優れた抗酸化力があります。
明日葉は、このカルコンの優れた抗酸化力によって、活性酸素の害から細胞のDNAを保護して、老化を予防します。
また、このような抗酸化力はセサミンにもあります。
セサミンは、小腸で吸収された後、門脈を通って直接肝臓に届き、肝臓で代謝されることによって、次のような優れた抗酸化力を発揮するようになります。
・活性酸素を発生させる酵素、NADPHオキシダーゼの働きを抑えて、活性酸素の発生自体を抑える
・電子を与えて、不安定な電子の状態を解消し、活性酸素を速やかに無害化するこうして、セサミンと明日葉は、優れた抗酸化力のW効果で、活性酸素の害から細胞のDNAを保護して、細胞の老化細胞化を抑え、老化を予防します。
生活習慣病を予防する
セサミンと明日葉は次の3つの働きでさまざまな生活習慣病を予防します。
内臓脂肪を減らす
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内臓脂肪が過剰に蓄積し、内臓脂肪型肥満になると、動脈硬化のリスクが高まります。
脂肪細胞はさまざまな物質を分泌しています。ところが、内臓脂肪が過剰に蓄積すると、その機能に狂いが生じます。すると、動脈硬化を促進する悪玉アディポサイトカインの分泌が増え、逆に、動脈硬化を抑制する善玉アディポサイトカインの分泌は減ってしまうのです。
これに対して、明日葉に含まれるカルコンには内臓脂肪を減らす働きがあることが確認されています。
メタボリックシンドローム及びその予備軍の35歳から65歳までの男女9名に明日葉の青汁(1日当たり明日葉カルコン12mg相当を含む)を8週間飲んでもらいました。すると、腹部内臓脂肪、体重、体脂肪率の減少、BMI値の改善等が確認されました。
また、このような内臓脂肪を減らす働きはセサミンにもあります。
セサミンは、遺伝子レベルで関連する酵素に働きかけて、肝臓における脂肪酸の分解・燃焼を促進し、また、脂肪酸の合成を抑制して、中性脂肪の量を減らし、内臓脂肪を減少させます。
こうして、セサミンと明日葉はW効果で内臓脂肪を減らします。
血圧を下げる
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塩分を摂り過ぎると、血圧が上がるとよくいわれます。これは、血液中の塩分が増えると、これを薄めようと、体中の水分が血管に流れ込んで、血液の量が増えてしまうためです。
これに対して、明日葉に含まれるカリウムには、余計な塩分を体外に排出して、血圧を下げる働きがあります。
そして、このような血圧を下げる働きはセサミンにもあります。
血管の内部を覆っている血管内皮細胞が産出するNO(一酸化窒素)には、血管を緩めて広げ血圧を下げる働きがあります。しかし、このNOは、活性酸素に弱く、活性酸素によって酸化されると、その働きを失ってしまいます。
セサミンは、このNOを優れた抗酸化力によって活性酸素の害から保護して、血圧を下げます。
また、セサミンには、血管内皮細胞に働きかけて、NOの産出自体を増やす働きもあます。
こうして、セサミンと明日葉はW効果で効果的に血圧を下げます。
認知機能を維持する
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加齢に伴って、認知機能が衰えると、アルツハイマー病につながっていきます。
これに対して、明日葉は、認知機能を維持するために重要な役割を果たす神経成長因子(NGF)の産出を増やして、認知機能を維持します。
また、このような認知機能を維持する働きはセサミンにもあります。
セサミンは、その優れた抗酸化力によって、神経細胞内の「エネルギー生産工場」であるミトコンドリアを活性酸素の害から保護して、神経細胞が細胞死するのを防ぎ、認知機能を維持します。
こうして、セサミンと明日葉はW効果で認知機能を効果的に維持します。
まとめ
では、最後に今回の話を簡単にまとめておきましょう。セサミンと明日葉は次のようなW効果で効果的に老化や生活習慣病を予防します。
・老化を予防する
・細胞の老化細胞化を防ぐ
・生活習慣病を予防する
・内臓脂肪を減らす
・血圧を下げる
・認知機能を維持する
みなさんにも、是非、このようなセサミンと明日葉の老化や生活習慣病を予防するW効果を、上手に活用していただけたらと思います。