セサミンで老化を防ぐ!

誰もがいつまでも若々しくありたいと願っているものです。秦の始皇帝のように不老不死は万人の夢ですが、セサミンには私達の体を若々しく保つ働きがあることをご存知でしたでしょうか?

今回はこのセサミンの老化を防ぐ働きについて詳しくお話したいと思います。

老化のメカニズム

そもそも私達はなぜ老いるのでしょうか?まず、老化のメカニズムからみていくことにしましょう。

現在、老化のメカニズムが全て解明されたわけではありません。しかし、おおむね、いわゆる細胞老化が私達の体全体の老化につながると考えられています。以下、詳しくお話しします。

細胞老化とは?

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私達の細胞は無限に細胞分裂できるわけではありません。

私達の細胞は、細胞分裂するたびに染色体の末端を保護しているテロメアと呼ばれる部分が擦り減っていき、ある程度このテロメアが擦り減って短くなると、それ以上細胞分裂できなくなります。人間の場合だと、おおむね50-60回程度細胞分裂すると、それ以上細胞分裂できなくなります。これをヘイフリックの限界といいます。そして、このヘイフリックの限界をむかえて細胞分裂を停止した細胞を老化細胞といいます。

このように、私達の細胞の分裂回数に限界があるのは、細胞分裂が繰り返されることによって、DNAの損傷が蓄積され、細胞ががん化するのを防ぐためと考えられています。

ストレス性の細胞老化

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しかし、細胞老化はヘイフリックの限界を超えた細胞にだけ起こるわけではありません。

ヘイフリックの限界をむかえる前の段階の細胞でも、DNAが修復不能な程度に損傷するようなストレスを受けると、がん化を防ぐために、次のようなメカニズムで、細胞分裂を停止し、老化細胞になります。

(1)細胞が放射線、発がん物質、活性酸素による酸化等のストレスによってDNAに修復不能な程度のダメージを受ける。

(2)これに反応して、「ゲノムの守護神」発がん抑制遺伝子P53が起動し、p21と呼ばれる遺伝子を活性化する

(3)p21が細胞分裂を永久的に停止する

こうして、DNAに修復不能な程度の損傷を受けた細胞の細胞分裂を停止して、その細胞ががん化するのを防ぐというわけです。

細胞老化から体全体の老化へ

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このように、私達の細胞はDNAに修復不能な程度の深刻な損傷を受けると、がん化を防ぐために、分裂を停止し、老化細胞になります。しかし、この老化細胞は、すぐには除去されず、長期間、私達の体内に留まって、私達の体全体の老化の重大な原因の一つになります。

老化細胞は、それ自体機能が著しく低下していて、これが増えると、さまざまな臓器等の機能が低下するだけでなく、SASP因子と呼ばれる次のような物質(表1参照)を分泌して、私達の体全体の老化を促進します。

表1:代表的なSASP因子

炎症性サイトカイン、ケモカイン 周囲の組織等に炎症を起こす。また、発がんを促進する。
細胞外マトリックス分解酵素 細胞と細胞を固定するコラーゲン等を分解する酵素。がんの成長や転移を促進する。また、リウマチ等の関節疾患の原因もなる。

こうして、細胞老化が私達の体全体の老化につながっていくというわけです。

実際、老化細胞を取り除くと、マウスでは、機能的に若さが保たれ、寿命も伸びることが実験的に確かめられています。

セサミンの老化を防ぐ働き

では、以上をふまえて、セサミンの老化を防ぐ働きについてお話します。

前述したように、私達の体が老化していく大きな原因の1つは細胞老化にあります。そして、この細胞老化を引き起こす大きな原因の1つが、活性酸素によって細胞のDNAが傷つけられることです。

活性酸素は、有毒ですが、免疫反応、呼吸等の生命活動に伴って私達の体内で常に発生しています。通常、この活性酸素は、スーパーオキシドジスムターゼ等の私達の体に生まれながらに備わった抗酸化酵素によって、速やかに無害化されます。しかし、紫外線、環境汚染物質、ストレス等によって、この抗酸化酵素の処理能力を超えて過剰に活性酸素が発生すると、処理しきれなかった活性酸素が私達の体にさまざまな害を与えます、例えば、DNAを傷つけてがんの原因になったり、血液中の脂質を酸化させて動脈硬化の原因になったりします。

老化との関係で言えば、細胞のDNAを修復不能な程度に傷つけて、細胞老化の原因になります。

セサミンは、小腸で吸収された後、門脈を通って、直接肝臓に届き、肝臓で代謝されることによって、優れた抗酸化力を発揮するようになります。抗酸化力とは、活性酸素の発生自体を抑制し、また、発生した活性酸素を無毒化する能力をいいます。

セサミンは、活性酸素を発生させる酵素、NADPHオキシダーゼの働きを抑えて、活性酸素の発生自体を抑制すると共に、抗酸化酵素によって処理しきれなかった活性酸素を速やかに無害化します。

こうして、セサミンは、活性酸素によって細胞のDNAが修復不能な程度に傷つけられて、老化細胞化するのを防ぎ、ひいては体全体が老化するのを予防するというわけです。

まとめ

では、最後にここまでの話を簡潔にまとめておきましょう。セサミンは、次の働きによって、細胞が老化細胞化するのを防ぎ、私達の体全体が老化するのを予防する働きがあります。

・優れた抗酸化力により細胞のDNAを活性酸素の害から保護する

セサミンは老化防止に効果的だとよくいわれます。これはセサミンの持つこのような優れた抗酸化力によるものです。みなさんも、是非、このようなセサミンの持つ老化を防ぐパワーを上手に利用していつまでも若々しくいていただけたらと思います。

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